不妊治療は何歳までがんばれるの?

妊娠するに当たっては、年齢が若いに越したことはありません。20代であれば卵子の数が圧倒的に多く、一方で遺伝子異常が発生しにくいため、受精卵が着床しやすいという妊娠する上での生物学的なメリットがあります。

 

しかし、経済的な理由などを考慮すると、子供を作る年齢は遅ければ遅いほど良いという女性は多くいます。

 

そこで問題になるのが、「不妊治療を受けることで、何歳まで妊娠することができるのか」という問題でしょう?

 

女性は何歳まで妊娠することができるのか?

人間は生物学的に何歳まで妊娠することができるのでしょうか?

 

よく「生理が来てるうちは妊娠できる」と考えられていますが、これは大きな勘違いです。20代後半から既に卵子の劣化は始まっているため、女性が妊娠できる確率は年齢とともに反比例的に減少していきます。

 

実際には閉経の10年前くらいには妊娠することができなくなると言われており、女性が閉経する平均的な年齢が50歳程度であることから鑑みれば、40歳くらいが妊娠できるぎりぎりの年齢ということになります。

 

一方で、自然妊娠と高度生殖医療のいかんに関わらず、45歳くらいまでは妊娠が可能だともされます。実際40代前半で高齢出産した事例は少なからずありますが、40代では卵子の染色体異常が90%を超えてくるため受精卵が着床しにくく、その数は急減するのが実状です。

 

卵巣に残る「卵巣予備能」と呼ばれる妊娠可能な卵子の数は体外受精であれば妊娠に関係しませんが、やはり健康的な卵子が著しく少ないため、妊娠の確率は低くなると言わざるを得ません。

 

不妊治療はいつまでに始めれば良い?いつまで行えば希望がある?

不妊治療は高齢出産する女性にとって心強い味方であり、無くてはならない医学的措置です。

 

しかし、女性には生物学的に妊娠できる年齢の上限があるため、「妊娠したくなったら不妊治療をすれば良い」とたかをくくっていると、妊娠できる機会を逃してしまいます。

 

不妊治療は、少なくとも35歳前後までには受診した方が良いでしょう。婦人科の医師にもよりますが、37歳程度までは何とか手段を講じてくれることが大半です。それ以上の年齢になると、不妊治療を受けるに当たって妊娠できない確率の方が圧倒的に高いことが前提になると言い含められるようになります。
⇒詳細はこちら

 

逆に不妊治療は何歳までがんばれば、わずかな確率ながらも妊娠を期待できるのでしょうか?中には50歳以上で妊娠したという事例もありますが、全国で年間20例にも満たない稀少な事例です。

 

不妊治療を受けて効果がある年齢には個人差がありますが、やはり不妊治療の成功率が圧倒的に減少する45歳前後が不妊治療で妊娠することができる年齢の上限だと言えるでしょう。

 

関連ページ

不妊治療の助成金ってどういう制度?
不妊治療は高額な治療代がかかりますよね。実は不妊治療に対する助成金制度があるのをご存知ですか?知らない人のために詳しく説明していきます。
35歳からでも不妊治療はチャレンジできる?
子宮は年齢とともに老化していきます。女性の卵子は一般的に女性の妊娠率は35歳を境に減少していくと言われています。35歳からでも不妊治療はチャレンジできるのでしょうか?
男性も不妊検査を必ず受ける!
妊娠・出産の高齢化が進んで不妊治療が発達してきたことで、男性側にも不妊や出産に関わる問題の要因があることが認知されるようになってきました。不妊検査は、もはや女性だけが受けるものではなくなっているのです!
不妊治療の費用についてまとめ!
不妊治療ってどういうことをするのか?ということも気になりますが、実際の治療にかかる費用も心配ですよね。治療の内容によっても費用に差は出てきますから、それぞれのカップルごとにかかるコストは変わります。そこで今回は不妊治療の費用についてご紹介します。
不妊治療は夫婦二人で楽しむことが大切♪
不妊治療は夫婦二人の共同作業です!どちらか一方だけが頑張ったって意味はないし、お互いを思いやりながらでないとなかなか続けられません。一番大切なことは、楽しむことです。
不妊の原因 【実は6割が男性側の原因!?】
30代の妊活中の夫婦が選ぶべき葉酸サプリをご紹介します!たくさんある葉酸サプリからどれを選ぶべきなのでしょう?
不妊治療中のうつに気をつけて!
なかなか子供ができないために不妊治療をしている女性も多く見られますが、不妊治療中にうつ症状が出てしまうケースも増えています。うつにならないためには、どのような点に気を付ければ良いのか、予防対策についても見ていきましょう。
精液検査でなにがわかる?費用はどのぐらい?
妊娠を希望している夫婦が妊娠しない場合、問題がないのか検査してもらう事は一般的になりました。さらに最近では男性側に問題があることが多いことがわかったため精液検査をする方も増えてきました。精液検査ってどんなものなのでしょう?
男性不妊の原因にはどんなものがあるの?
最近では、男性不妊が原因という場合が多いことがわかってきました。では、男性不妊の原因にはどんなものがあるのでしょうか?
妊娠は何歳まで可能?妊活のやめ時って?
現在では晩婚化が進んでいるため、30代や40代で初めて第一子を妊娠をする女性も増加傾向にあります。年齢を重ねると卵子の数が減少する事により妊娠しにくくなるため、妊活している人の中には、なかなか妊娠出来ないで悩んでいる人も、少なくはありません。そこで疑問になってくるのが、妊活している人は何歳までしても大丈夫なのかですよね。そこで今回は、実際に妊娠が可能な年齢と妊活のタイムリミットについて詳しくご紹介します。
以外と多い?不妊の原因は男性側にある!
以前までは、不妊の原因は女性にあると考えられてきました。しかし、近年において様々な検査結果が明らかになってきたことにより、男性にも不妊の原因を負う所が大きいということがわかってきました。さらに昨今では「不妊の原因の50%は男性にある」と言われるようにもなり、不妊の検査や治療を夫婦揃って受けるといった光景は当たり前になりつつあると言えます。不妊に対して正しく認識しておくためにも、男性側の原因について知っておくようにしましょう。
不妊の原因ってどんなものがあるの?
妊活という言葉が広く知られるようになった現代において、7組に1組のカップルが不妊に悩んでいると言われています。少し前までは10組に1組でしたが、結婚年齢が上がるにつれて不妊に悩むカップルの数は増加しています。一般的に子作りをはじめて二年たっても妊娠しなければ、不妊とされます。しかし近年、高齢での妊娠希望者が増えており、子作りをはじめて一年で成果がでなければ病院で治療を行うケースが多くあります。そんな不妊治療ですが、まずは原因をはっきりとさせることが重要です。
気になる不妊治療の費用ってどのぐらい?
不妊治療は保険がきかないイメージを持つ人が多い為高額な費用がかかると思われがちですが、検査の中には保険が使える項目もあるのでまずは病院に行くと良いです。一通り検査をした後問題がなければタイミング指導になりますが、タイミング指導までは月に一万円あれば足りる病院が多いです。問題があった場合はホルモン補充や体質改善等で別途かかりますが、早めに病院に行くことで早くから対処出来るのでトータルで見れば安く済みます。
男性の100人に1人は無精子症?
不妊症と言うと女性に問題があると考えられていたのは過去の話で、実は男性が原因の不妊も多くその割合は男女で半々です。男性不妊の中には治療によって改善する物もありますが、精子がない無精子症もあります。無精子症の場合精子が無い為自力での妊娠は難しいので、早めに病院に行く事が大切です。実はこの無精子症は男性の100人に1人が該当すると言われていて、特に不妊夫婦の内の5人に1人は該当する程の珍しくないものなのです。
不妊治療ってどんなことするの?
その人の症状によっても検査や治療方針などの内容は変わりますが、一般的にはタイミング法、人工授精、体外受精という3ステップが基本的な治療です。保険適用や助成金が出る治療もありますので疑問点は事前に医師に尋ねておきたいところです。
不妊の原因は卵子の老化が一番多い!?
卵子の老化ももちろん不妊の原因となりますが、一番全体的に多いものは子宮・卵管トラブルと言われています。割合としては35%~40%です。本人の自覚がないまま癒着や感染症が起こっている場合もあり、検査でもわかりにく場合もあります。
ママ活から不妊治療へステップアップするタイミングって?
体質改善や葉酸サプリ摂取などでママ活をしてもだめなときは不妊治療を開始することも検討してみましょう。基本的には妊活を始めて2年を経過した場合は不妊とされています。もちろん妊活開始年齢が遅ければ2年待つことはありません。自分の判断となります。